川﨑一輝のブログ

雑記ブログ

がんって何?

昨日膵癌に関して紹介して、がんを分かっている前提で話を進めていましたが、実際がんとは何か?を理解せずに単純に悪いってイメージを持っていただけだったので、今回はがんとは何かを調べたいと思います。

がんとは簡単に言うと悪性腫瘍の事ですが、狭い定義で言うと悪性腫瘍の中で上皮細胞から発生する病気を指します。

因みに上皮細胞とは上皮を構成する細胞で、上皮とは簡潔に言うと体の表面や体腔等の表面の組織です。

体腔とは体壁と内臓(腎臓や肺等)の間のスペースです。
肺だと写真の様に示せます。


又悪性腫瘍は上皮細胞からだけでなく、骨や筋肉、脂肪、神経等の軟部組織からも発生して、肉腫と呼ばれる病気が有り、更に造血器(血液を作る器官)から発生する病気も存在します。

詰まり
上皮細胞に悪性腫瘍→癌

骨、軟部組織に悪性腫瘍→肉腫

造血器に悪性腫瘍→病気

以上の様に分類出来ます。

因みに発生比率で言うと、癌が約80%だそうで、肉腫や造血器由来の病気の割合は少ないそうです。

又別な定義も有って「がん」って字だと上の3種類のがんを表すけど、「癌」って字だと上皮細胞から発生した癌を指す定義も有ります。

定義の話をすると話がゴチャゴチャしますが、今回は広義の定義のがん(3種類を指す)を使いたいです。

次に悪性腫瘍の説明の前に腫瘍の説明をしたいと思います。

腫瘍とは異常に細胞が増殖して、塊に成った物質です。
腫瘍には発生した場所から広がらない良性腫瘍と発生した場所から広がる悪性腫瘍が存在します。
良性腫瘍は一般的に害が無いんですが、脳に発生した場合は害が有るので、取り除く必要が有って、悪性腫瘍は基本的に治療が必要不可欠です。

悪性腫瘍(がん細胞)の特徴は大きく分けて3個有ります。

1個目は無制限に細胞分裂して増殖する事です。
正常な細胞は必要に応じて細胞分裂をしますが、悪性腫瘍は細胞分裂を制御する能力が無いので、無限に増え続けます。

2個目は浸潤と転移と呼ばれる特徴です。
浸潤とは簡単に言うと、悪性腫瘍が周囲に広がる事で、転移とは簡単言うと悪性腫瘍が他臓器まで広がる事です。

3個目は悪液質と呼ばれる特徴です。
悪液質とは悪性腫瘍が正常な細胞の栄養を奪う事で体を衰弱ている状態の事です。
がんに限らず他の病気でも見られる特徴なので、がん由来の悪液質を特にがん悪液質と呼びます。

例えば筋肉の委縮が挙げられます。
何故かと言うと、がん悪液質では炎症性サイトカインという物質が働くんですが、炎症性サイトカインは筋肉を構成するタンパク質をアミノ酸に分解するからです。
分解されたアミノ酸はがん細胞の餌食に成ります。

詰まり簡単に言うと悪性腫瘍の特徴とは周囲に広がりながら、周囲の栄養を奪う事です。

次は如何に正常細胞ががん細胞(悪性腫瘍)に変化するかを紹介したいと思います。

がん細胞が発生する原因は大きく分けると2個有ります。

1個目は遺伝子に突然変異が起こって、がん遺伝子を活性化さしたり、がん抑制遺伝子を活性化させる事で無限な細胞増殖を引き起こす事です。

遺伝子の突然変異とは遺伝子を構成する塩基配列の一部が置き換わったり、消失したり、染色体自体消えて、遺伝子を構成する塩基配列も消える事を指します。

がん遺伝子とは細胞増殖を誘発する遺伝子と言われてます。
如何に増殖を誘発するかと言うと、がん遺伝子が作り出すタンパク質が細胞増殖を促す命令を伝達する事で細胞増殖を誘発します。

がん抑制遺伝子の役割は大きく分けて3個有って、細胞の増殖を抑制する事や、突然変異が起こったDNAを修復する事や、アポトーシス(細胞死)と言う細胞自体を消す事が挙げられます。

従って1個目のがん細胞が発生する過程を簡単に示すと

・遺伝子の突然変異が起きる→がん遺伝子増える

→細胞増殖を促すタンパク質も増える→がん細

→胞発生

・遺伝子の突然変異起きる→がん抑制遺伝子減

→細胞増殖防止力減→がん細胞発生

以上の事が言えます。

2個目の原因は遺伝子のエピジェネティックな変異です。
エピジェネティックな変異とは遺伝子の突然変異とは違ってDNAの塩基配列自体には変化が起こらないんですが、DNAメチル化やヒストン修飾等が起こって結果的に遺伝子の発現をコントロールする事です。

例えばDNAメチル化だと塩基配列でCの次にGが来る状況のCにメチル基が結合してメチル化すると遺伝子が発現するかどうかをコントロールする事が出来る。
又メチル化したDNAは細胞分裂時に受け継がれるそうです。

従って作用次第ではがん細胞を発生させる可能性が有ります。

エピジェネティックな変異に関しては同じ遺伝子を持った一卵性双生児が時を経て様々な違った精神的、身体的な特徴を有する等の例が有り、私達が遺伝子の様に先天的な要素で人生を決定されるのではなく、生きる過程の様々な要素で人生を変えられる事も示唆しており、非常にオモシロイ分野だと思ったので、今後も調べたいと思います。

最後に今回調べた事を簡単に説明するとがんとは悪性腫瘍(がん細胞)で、悪性腫瘍は遺伝子が大きく関係していると言う事でした。